時の流れから未来を考える
今はデータ社会ですよね。
どんな分野でもデータをたくさん集めてそれを分析して,
未来に活かしていく。
”ビッグデータ”という言葉がIT業界ではやっていますが,
まさにこれのことです。
50年前の商品の値段を今を比較してみる
50年間で物価はどのように変わってきたでしょうか。
50年間生きてきた方ならば,すでに自分の中にそのデータはあるかもしれませんね。
データを比較して数値化するのは分析するには王道の手法ですが,
50年前と比較した倍率で見ていきます。
例えば,外食で食べるカレーライスでいくと,
今は大体700円くらいでしょうか。
チェーンであるココイチでも600~700円くらいはしますよね。
そんなカレーですが,50年間で7倍値上がりしています。
正直,僕の想像以上でした。
たった50年でこの変わりようです。
他でいうと,牛乳や牛肉,食塩ですら6倍程度値上がりしています。
あくまで平均値と思うので,参考程度にはなるのですが,
かなり上昇していることは明確ですよね。
世の中は確実にインフレに向かって動いています。
アベノミクスの方針もそうです。
何かに投資をするにもこのインフレを加味して
投資していかないといけないわけですね。
サラリーマンの平均年収も考える
インフレが起きているので,当然平均年収が上がっていないとおかしいわけです。
もらえる給料が少なくなって,物価が上がっていたら,
それこそおかしな世界ですよね。
・・・。
そうです。おかしな世の中になってきてしまっているんですね。
サラリーマンの平均年収が下がっている背景には,
収入の中間層のラインが下がってきていることが原因です。
どういうことかというと,
元々稼いでいる人の数はそれほど変わっていません。
元々稼げていない人の数もそれほど変わっていません。
中央値(メジアン)がどんどん下がってきているんですね。
でもこれって日本国民の大部分を占めるわけです。
こんな不安定な世の中で,
まっとうに生きていたらどうなるでしょう。
安定を求めているはずの人は,ずるずると下に引っ張られ,
気づいた時には,低級の安定?となっているのかもしれません。