ルサンチマン。
ルサンチマンって知ってますか?
デンマークの思想家によって確立された概念であり,
ニーチェのその思想のひとつの重心にもなっている言葉です。
という考え方で,現実に向き合わず、捉え方を自分にとって都合の良い解釈にねじ曲げ,
妄想の世界で安心を図る
この世の99%はルサンチマンでできていると言われています。
「本当はこうありたいと思う」 理想の自分。
でも自分にはそれはできない。なれない。
だから,結局人は,その理想の価値観ごと逆転させて,
それを実現している人を逆に哀れんだり,非難したりする。
すべては逆恨みからくるものです。
価値観を逆転させて,都合のいいように考えると,
精神世界の中だけで優位な立場に立つことができ,
それによって自分を安心させ,今の現状に納得して生きていく。
「私だってそりゃ理想の自分になりたいよ」
「でも無理,できません。」
こう考える人は,その理由がルサンチマン的になっていないか考えてみましょう。
なぜ無理なのか。
「自信がない」
「お金がない」
「時間がない」
こういったルサンチマン的な要素を見てみると,
思考がいかに弱者であるかどうかがわかりやすいですね。
要は,こう言った言い訳をし続けて,弱者のまま生きていくか。
それとも価値観を俯瞰的に見てみて,自分で変えていくか。
最初にも言いましたが,世の中はルサンチマンでできているので,
大人になってルサンチマン的考え方に染まっているのは当然です。
その中で宗教のような,弱者が弱者のまま生きていくという概念を
良しとしたものが生まれたのです。
しかし,何かを変えようと動いて,変わるひとはたくさんいるのも事実です。
あなたの価値観をどこに置くかは,あなた次第です。
理想の価値観を実質的に肯定できるような世界で生きていきましょう。